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「FIEND 悪魔の飽食」洋画ゾンビの最低ラインはここかも?

映画「FIEND 悪魔の飽食」VHSジャケット

ゾンビ映画「FIEND 悪魔の飽食」について詳しく解説します。
中年男のゾンビが、人を殺して生命エネルギーを奪いながら、
家を借りて猫と暮らしたり、
バイオリン教師として起業したりする変なホラー映画です。

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「FIEND 悪魔の飽食」はこんな映画

「FIEND 悪魔の飽食」
原題 「FIEND」
1980年製作 アメリカ映画 90分(日本版VHS収録時間)
監督 ドン・ドーラー
主演 ドン・レイファート

宇宙から謎の生命体が飛来。
墓地に埋葬された中年男の死体に憑依する。
蘇った中年男のゾンビは、
生命エネルギーを奪うため、定期的に人を襲っては絞め殺す。

「魔獣星人ナイトビースト」(1982)、
「オレだって侵略者だぜ!!」(1985)等、
独創的で手作り感溢れるSF映画で知られるドン・ドーラー監督の、
SF調で吸血鬼もの風なゾンビ映画。

「FIEND 悪魔の飽食」ストーリー

夜の墓地。
上空から赤く光る半透明の簡単なヤツが飛んで来ます。
見た目の印象は、幼児がクレヨンで描いたザリガニ、といったところ。
その簡単なのが墓場の地面へ潜り込むと、
土中から爛れた皮膚の腐乱ゾンビが出て来て、
近くにいた女性を絞め殺します。
女性から精気を吸い取ったゾンビは、
生前の姿(太り気味の中年男)に変身。

人間らしい外見を取り戻したゾンビはまず何をしたのか?

家を借りました。
ゾンビといえどホームレス暮らしだけは避けたいものですからね。

そして職を見つけました。
バイオリンの講師です。

ネコちゃんも飼いました。
中年男の一人暮らしは寂しいものです。

そして仕事を終えた後は毎晩晩酌。
・・・

このゾンビ、たまに人を絞め殺す、という唯一の問題点を除けば、
ただの無愛想な中年親父です。

定期的に人を殺して生命力を奪わないと、
血の気の失せた青白い死人顔に戻ってしまうこのゾンビですが、
普段から不機嫌そうな仏頂面なので、
多少ゾンビ顔に戻っても、夕べちょっと飲み過ぎたくらいにしか見えません。

そんなゾンビ親父を隣の親父は良く思いません。
理由は、バイオリンの音がうるさいから。

ある日エネルギー切れですっかり老け込んだゾンビ親父のもとへ、
心配して頭痛薬を届けに来た隣の奥さんが襲われてしまいます。

「てめえ!よくも俺の女房を!」

怒ってゾンビ親父につかみかかる隣の親父。

中年男2人の地味な揉み合い、
というまさかのクライマックスに、
近所の男子小学生も参戦。
ゾンビ親父の背中を棒で突つきます。

最低洋画ゾンビ・ホラーの見どころ

SF仕立ての吸血鬼映画として観ましょう

エイリアンらしき謎の生命体に憑依された腐乱死体が蘇生。
普段は普通の人間の姿をしてるものの、
時折人を襲っては精気を吸い取ります。
精気を吸わないと爛れた皮膚のゾンビ顔に戻ってしまいます。

パターンとしてはゾンビものというよりは、
現代風の吸血鬼ものといった趣。

SF仕立てにしたのは、
侵略SF好きの監督の趣味でしょうが、
このエイリアンがやったことと言えば、
起業してバイオリンを教えたり、
隣の女房にちょっかい出したり、
猫に餌をあげたり、
晩酌したり、
出勤前に洗車したり・・・

地球に何をしに来たのか全く解かりません。

画的な見せ場はゾンビ顔の特殊メイクくらい

このゾンビ親父、人を襲うものの、殺害方法は首を締めるだけ。
特殊メークによる残酷描写などは全くありません。

ゾンビ親父本人の特殊メークですが、
おそらくパテ状の素材を顔に塗りつけ、
適当にボロボロな感じに形成しているだけと思われます。

映画「FIEND 悪魔の飽食」のゾンビメーク(VHSジャケットから)

映画「FIEND 悪魔の飽食」のゾンビメーク(VHSジャケットから)

崩れ行くゾンビの顔面は、吸血鬼映画のラスト的な見せ場だと思いますが、
雑にパテを盛り付けた爛れ顔を、
何段階かに分けてただ見せているだけです。

崩壊する特殊効果などは特にありません。
ここ、クレイアニメとかでやったら良い見せ場になった筈なんですがねえ。

脱力必至な地味過ぎる侵略劇を笑って観ましょう

宇宙からの侵略を描いている・・・
・・・っぽいんですが、
まるでオジサン1人のご近所トラブルを見せられているかのような作品。

でもコメディではなく、あくまでもシリアス。
冗談としか思えない宇宙ザリガニのアニメ合成シーンなどを、
これ、マジですか?
と笑って観ましょう。
怖がらせようとしてやってるんですからね。
たぶん。

ちなみに、殺戮の様子をあえて見せず、
惨状を見つめる猫のアップで表現、という演出は、
名作「エイリアン」からの丸パクリ。
でも猫ちゃんの目線がイマイチ定まらないのもこの作品らしい。

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