「魔性のしたたり 屍ガールズ」ゾンビ・ホラー

映画「魔性のしたたり 屍ガールズ」のVHSとDVDのジャケット画像です。 ゾンビ映画

「魔性のしたたり 屍ガールズ」

(REVENGE OF THE LIVINGDEAD)
(1986年 フランス 86分)
【ネタバレご注意ください!】

作品全体が一気に矛盾のかたまりと化す、
信じ難い「オチ」が有名なゾンビ映画。
これからご覧になる方、
ネタバレにご注意を。
(※ページ最下部で警告後、真相に触れます)

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「魔性のしたたり 屍ガールズ」ストーリー

化学工場のあるフランスの田舎町。
工場勤めの娘3人が、
毒物の混入した牛乳を飲み死亡。
工場のせいで牛乳が汚染されたのでは?
と町は大騒ぎ。

その後、
墓地に不法投棄された廃液の影響で、
埋葬されていた3人娘がゾンビ化。
工場関係者達を、
残虐に、
そしてなぜだかちょっとエッチに殺してゆきます。

「魔性のしたたり 屍ガールズ」はこんな映画

オープニングのタイトル、クレジットがいきなり変ですよ。
BGMがありません。
代わりに、
「ぎゃ~っ」「いや~っ」「ひえ~っ」
みたいな、
苦しいんだか気持ち良いんだかよく分からない、
女性の悲鳴が流れ続けます。

やたらと女の子が裸になる映画ですよ。
最初に牛乳飲んで死ぬ娘なんて、
母親と2人で食事中に、
下着姿で局部はみ出し放題。
女同士ってそんなもん?

牛乳に毒を入れたのは
工場の社長秘書のおば・・・お姉さん。

この女が工場の評判を落とし、
恐喝しようと企んだようです。

深夜、
墓地に廃液が捨てられると、
娘達が蘇生、
工場関係者を次々に殺害します。

ゾンビ娘達のお姿は、
顔中皺クチャで、
ミイラとお婆さんの中間くらい。

お手々も皺クチャ、
・・・かと思いきや、そうとばかりは限りません。
(理由は後に判明)

映画「魔性のしたたり 屍ガールズ」の女ゾンビの画像。

皺くちゃな女ゾンビ

ゾンビ達が人を襲う理由は、
一応、復讐のようなので、食人はしません。

殺人描写はグロ多め。
若干手作り感ありなのが楽しいです。

また、その殺害方法は無意味にエッチです。

工場に雇われた不法投棄男を殺す場面。
3人がかりで押さえつけ、
ズボンを下ろし、
局部を喰いちぎります。
残酷ではありますが、
不幸中の幸いと言うべきか、
咥えてから喰いちぎるまでに、
若干の間がありました。

また、若い女をその場では殺さず、
車で拉致してホテルに連れ込み、
ベットへ寝かせて服を剥ぎ取り、
自分達まで脱いでレズプレイ。

この皺クチャゾンビ達、
なぜか身体の方はお肌すべすべです。
(理由は後に判明)

最初は怖がっていた女の子も、だんだん積極的になり、
盛り上がってきちゃったところで、
股間を剣で貫かれます。
まだイってなかったようなので、
ちょっと酷い話です。

一方、牛乳に毒を入れた社長秘書は、
雇い主である工場からまんまと大金を騙し取り、
車で逃亡を図りますが、
途中、待ち伏せていたゾンビ娘達に停められます。
秘書のお姉さんも、いよいよ復讐されてしまうのか?

・・・とそんな展開です。

が・・・

「魔性のしたたり 屍ガールズ」衝撃のエンディング(ネタばれ)

以下、衝撃のネタバレ
これから作品を鑑賞される方は、
絶対にお読みにならないでください!

被っていたゾンビマスクを、
スポーン、と脱ぎ捨てる娘達。
なんと社長秘書と娘3人はグルでした!
工場から金を奪うのが目的だったようです。
娘達が死んだのも自作自演の死んだフリ。

・・・・・・・・・・

ん?
おかしくないですか?

娘達はきちんと墓地に埋葬され、
ちゃんとお葬式もやってましたよ。

事件として報道もされたようなので、
当然医師が死亡を確認し、
不審死ですから司法解剖もあったはず。

また、お話の冒頭、
社長秘書は、人を雇って牛乳に毒を混入させてます。
このエピソードは全く不要です。
死んだフリをするだけなので、
毒は必要無いです。

それにこのゾンビ娘達、
誰も見てない所でも、
常にしっかりゾンビ歩きしてましたよ。

だいたいこれから殺してしまう人間相手に、
ゾンビのフリをし続けることに何の意味があるのでしょうか?

それにしてもこの偽ゾンビトリオ、
3人とも可愛い娘ばっかり。
こんな子達が男性器を喰ったり
素手ではらわたを掴み出したりしてたなんて・・・・・

いやまったく、人は見かけによらないです。

映画「魔性のしたたり 屍ガールズ」に登場する美女の画像。

こんな可愛い子が・・・

結局警察に追われるハメになり、
娘達は嘆きます。
「私達のやってきた事は一体何だったの!?」

こっちが訊きたいです。

そして最期、
果たしてこの底抜け偽ゾンビ娘らに待ち受ける運命は?

映画はこんな仰々しい字幕で終わります。

「父と子と精霊の御名に於いて、
これから映画を見る人のために、
オチをばらしちゃダメですよ、アーメン」

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