「ミル・マスカラスのゴング1」ゾンビ・ホラー

「ゴング1」日本版VHSジャケット ゾンビ映画
「ゴング1」日本版VHSジャケット

実在のプロレスラーが登場するメキシコ製ゾンビ映画、
「ミル・マスカラスのゴング1」の解説ページです。
奇抜過ぎるストーリー展開を中心に紹介します。
あとおまけに中古VHS購入のこぼれ話も。

「ミル・マスカラスのゴング1 死霊レスラー、復讐のラリアート」
(LAS MOMIAS DE GUANAJUATO)
(1972年 メキシコ 80分)

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「ミル・マスカラスのゴング1」ストーリー

舞台はメキシコ。
観光客の一団が、墓地内にあるミイラの安置所を訪れます。
ガラスケースの中に並ぶミイラ達。
本物なのでとても気持ち悪いです。

その隅っこに、明らかに不自然なミイラが数体。
ケースにも入れられず、壁際に突っ立ってます。
ミイラなのにみんなやたらとマッチョ。
筋肉質で壮健としてる割りに、顔だけはミイラです。
最初に見せられた本物との差が激しく、
ミイラのゴムマスクを被ったプロレスラーにしか見えません。

「ゴング1」のミイラ化したレスラーたち

ミイラ化したレスラーたち

 ガイドの小男が、一番でかいミイラを指して言います。
「こいつはサタンというレスラー。
悪魔と契約してチャンピオンになったが、
英雄サントに負けて死亡。
死に際に、百年後に甦って復讐する、と誓ったそう」

「百年後っていつ?」と観光客。
えーとああ、今日っすとガイドの小男。
物凄い偶然もあったもんです。
それにしても「甦って復讐だ!」などと言って死んでみたところで、
いくらなんでも百年後じゃ、
相手がよっぽど長生きしてくれない限り復讐は無理です。

その後サタンのミイラが安置所から姿を消し、
ガイドの小男は友人の覆面レスラー、
ミル・マスカラスとブルー・デーモンに報告しに行きます。

でもその前に、マスカラス、デーモン組VS挑戦者のプロレスのタッグ試合を観戦。
まるまる一試合見せてくれます。
編集無し。
普通にプロレス観戦。
長いです。
長いです。
本当に長いです。
一部のマニアの方にはたまらないでしょう。
それ以外の大部分の方は、
トイレやお茶の準備をこの間に済ませておきましょう。

一方、サタンのミイラはそこいらをうろつきながら、
英雄サントに負けた時のことを思い出します。
その回想シーン。
なんか普通のプロレスの試合。
普通に技をかけられ、普通に負けるサタン。
で、
「復讐してやる!」
こんなんで百年越しの復讐ですか・・・

「ゴング1」ミイラレスラー「サタン」

百年前、試合に負けた復讐を誓うミイラレスラー「サタン」

負け試合を思い出したサタンは、
その辺の通行人らを八つ当たり的に惨殺

そしてガイドの小男もサタンに首を折られ死亡。
マスカラスとその彼女、とその女友達、
デーモンと彼の幼い息子の5人は
安全のためデーモン宅へ集合します。

そこをサタン率いるミイラレスラー軍団が急襲。
女友達は殺され、
マスカラスの恋人とデーモンの息子はさらわれます。

「ゴング1」ミイラレスラーたち

ゴムマスクっぽいミイラレスラーの皆さん

なぜサタンがマスカラスとデーモンを狙うのかというと、
英雄サントに連絡させ、おびき出すためです。

・・・

じゃあ、最初からサントの方を狙えばよいのでは?
(サントは当然ながら百年前とは別人。何代目かのサントです。)

マスカラスとデーモンは、ミイラ達を追って墓地へやって来ます。
二人に襲い掛かかるサタン率いるミイラレスラー軍団。
現役レスラー対ミイラレスラー!
凄まじい技の応酬になるのかと思いきや・・・

ポカスカ殴り合います。

大勢のミイラ達に殴られ、
あっさりダウンする現役2人。

結局2人がサントに連絡する事はなく、
サタン率いるミイラレスラー軍団は、
仕方ないのでとりあえず街で人々に襲い掛かります。

そこへ偶然通りかかる英雄サント。

「ゴング1」サントと愛車

英雄サント、愛車で偶然通りかかる

勇敢にもミイラ達に戦いを挑む英雄サントですが、
やはりサタンとミイラ達にポカスカ殴られます。
ポカスカポカスカ、ポカスカポカスカ、

・・・

「百年越しの復讐」ってコレですかね?

結局英雄サントは、「こりゃたまらん!」と車でその場から退散。
でも逃げたわけではなく、マスカラスとデーモンがいる墓地へやって来ます。
(英雄サントがなぜここへ来れば良いと判ったかは不明)

街で暴れてたサタンとミイラ達もすぐ墓地へかけつけ、
正義の覆面レスラー3人VS悪のミイラレスラー軍団の喧嘩みたいな死闘が繰り広げられます。

「ゴング1」正義の覆面レスラー3人

正義の覆面レスラー3人

「ミル・マスカラスのゴング1」はこんな映画

「ゴング1」ミイラレスラー

顔だけミイラ、身体はレスラーなゾンビたち

ミル・マスカラスら、実在の覆面レスラー本人が活躍する「サントもの」映画の1本。
ちなみにサントとはメキシコの伝説の覆面レスラー。
特定の個人ではなく、「サント」の名は襲名されてゆくようです。
タイガーマスクみたいなもの?

けこう大勢の人がミイラに殺されますが、
血なんて一滴も流れません。
ゾンビメイクもゴムマスクを被っただけ、とお手軽タイプ。
ホラー映画、ゾンビ映画的には少々ガッカリ。

日本版VHSのパッケージには1983年製作となっていますが、
実際は1972年の作品です。

「ミル・マスカラスのゴング1」VHS購入の極めて個人的な思い出

余談、と言うか本当にどうでもよい個人的お話なんですが・・・
この映画を発見したのは、昔たまに立ち寄ってた中古ショップででした。
当時はゾンビ映画としてまだ日本のメディアには紹介されてなかったと思います。

「ゴング1」と「ゴング2」、二本並んで棚に置いてありました。
パッケージを見るとどうやらゾンビ映画。
珍品の匂いがプンプン。
ジャケのゾンビ4人の内2人は、
「悪魔のいけにえ2」のレザーフェイスと二人羽織りミイラだし。

「ゴング1」ジャケットのレザーフェイス

「ゴング1」ジャケットの「いけにえ2」バージョンレザーフェイス

価格は各2,980円。
欲しいけど中古ビデオ2本で6千円はちょっと高い。
で購入見送ったんですが、しばらくすると、各2,480円にプライスダウン!
でも、2本5千円かあ・・・
で見送ってしばらくすると、各1980円に!
2本4千円・・・どうしよう?
でまたしばらくすると、何と各1480円に!
2本3千円なら買いでは?

でも・・・ここまで下げても売れてないんだから、
次は980円!
行けるんじゃない?
そう思ってしばらく様子を見ることに。
である日行ってみると、その中古ショップは閉店していました。
店じまいに向けての値下げセールだったんですね。

あの時は本当に後悔しました。
このタイトル、他の店で見かけたこと一度も無かったので。
その後ずいぶん経ってから、500円ワゴンでこの「ゴング1」だけ確保。
再会した恋人を抱き締めるようにしてレジへ持って行きましたよ。
でも「ゴング2」は未だ入手出来ておりません。
底値の見極めって難しいですね。

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「ミル・マスカラスのゴング1」ネタバレ結末

 注意!
  以下、クライマックスから結末までの内容に触れています。

  今後鑑賞予定のかたはお読みにならないでください!

クライマックスは主役覆面レスラー3人とミイラレスラー軍団の死闘。

ポカスカ、ポカスカ、ポカスカ(死闘の音)
小学生の喧嘩のような死闘がしばし続いた後、
英雄サントが言います。
「マスカラス君。私の車から拳銃を持ってきてくれたまえ」
「はいっ!サント!」
なぜか使いっ走りのマスカラス。

拳銃を手にした覆面レスラー3人は、
ミイラ達目掛けて一斉に発砲。
するとなぜか銃口からは勢い良く炎が噴出。

あっと言う間に炎に包まれ燃え尽きるサタンとミイラ達。

一件落着!

・・・

最初っからこの銃を使えば良かったのでは?
というのは言いっこ無しですね。
ウルトラマンが、スペシウム光線を発射しながら登場するようなものですからね。

「ゴング1」火炎放射器的な拳銃

かなり反則気味な火炎放射器的拳銃攻撃

「ゴング1」焼き殺されるミイラレスラー

正義のレスラーに焼き殺されるミイラレスラー

ということで、
誘拐されてた女性と子供も無事に戻りめでたしめでたし。

「今日の事は忘れよう。皆無事だったんだから」
とサント。
「そうだね。よしっ!明日は皆で再会を祝おう!」
とブルー・デーモン。
「そうしよう!よーし、食うぞ~、分厚いステーキに野菜のスープに・・・・・」
とミル・マスカラス。
「コラッ、ダイエット中でしょ」
とミルの恋人。
「ワーハッハッハッハ!」
と一同。

ワーハッハッハッ・・・ハ・・・
ん?
ちょっと待てよ。
皆無事じゃないですよ。
さっき友達2人惨殺されたばかりじゃないですか!
明日当たりお通夜なんじゃないのか?
メキシコにお通夜があるかどうか知りませんが。

翌日。
澄み渡る美しい青空の下、
オープンカー3台でドライブに繰り出す一同。

ミルと恋人 「ワーハッハッハッハ」
デーモンと息子 「ワーハッハッハッハ」
サントとマネージャー 「ワーハッハッハッハ」
私も 「ワーハッハッハッハ」
お通夜はどうする?
「ワーハッハッハッハ」

ワーハッハッハッハ!

「ゴング1」ハッピーエンド

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