「ゾンビ・パラダイス」ゾンビ・ホラー・コメディ

「ゾンビ・パラダイス」ゾンビ・ホラー・コメディのイメージ画像 ゾンビ映画

陽気で和やかなゾンビ映画「ゾンビ・パラダイス」について詳しく解説いたします。
笑えはしませんが、取りあえず明るいホラーです。

「ゾンビ・パラダイス」
(C・H・U・D Ⅱ BUD THE CHUD)
(1988年 アメリカ 85分)

スポンサードリンク

「ゾンビ・パラダイス」ストーリー

医学生の2人組が、
解剖用の死体をうっかり失くしてしまいます。

どううっかりしたらそんなモノ失くせるのかと言うと、
実験室でストレッチャーの上の死体をいじくってたら、
扉がボーン!と開いちゃって、
ストレッチャーがガラガラ~ッ!
って外へ出て行っちゃったんです。

で2人組は、
「あ~あ。行っちゃった。どうする?」
「よしっ!病理研究所から代わりの死体を盗み出してこようっ!」
「名案!」

普通はストレッチャーの死体を追いかけると思いますが、まあ、いいです。

で2人は盗んだ死体をいったん自宅の風呂桶に保管。
そのそばで無意味にドライヤーなんかいじくりだすもんだから、
あ、やるな、と思ったら案の定風呂の中へポチャン。
電気ショックで死体が蘇生します。

ゾンビは町へ逃亡、
次々に人を襲って喰らいつきます。
すると襲われた人もゾンビに。
あっという間に町はゾンビだらけです。

で、実は2人が盗んだ死体は軍が開発したゾンビだったのですと。

ゾンビ軍団は学生達が集まるハロウィンパーティーを襲撃。

困った医学生2人組は、
ガールフレンドにセクシー水着を着せ、
「カモ~ン」とセクシーポーズをとらせ、
ゾンビ達をプールの中へ誘い込みます。
ゾンビ全員まとめて液体窒素で凍らせる作戦です。

スポンサードリンク

「ゾンビ・パラダイス」はこんな映画

軽いノリの青春ゾンビ・コメディ。
全編ギャグの連続。
ゾンビがエアロビクスを踊ったり、
ハロウィンのパーティー会場へやって来たゾンビ達が、
入り口で入場料を請求され、持ち合わせが無くオロオロしたり。

レストランで暴れるゾンビを発見した軍の幹部が、
ロケットランチャーで他の客もろとも店を木端微塵にしちゃいますが、
大惨事!とはならず、
ススだらけなったゾンビ達が瓦礫の下から起き上がります。

懐かしのドリフですね。

あくまでも陽気なコメディなので、
残酷描写なんてありません。
大勢喰い殺されますが、
食人描写は「ガリッ!」とリンゴをかじるような音だけ。

犠牲者はすぐゾンビになりますが、
咬まれた傷痕すら見当たりません。

凍らされたゾンビ達が破裂するクライマックスが最大の見せ場ですが、
凍ってるので人形にしか見えず、
血も出ないので残酷な感じはしません。

ゾンビ・メークは青白く塗るだけ。

とにかくギャグの嵐。
とぼけたゾンビ達が陽気に暴れまわり、
決して陰惨にはならず、
最後まで明るく和やかなゾンビ映画でした。

一切笑えませんが。

原題を見ると、
グロテスクなクリーチャーが登場するホラー、
「チャド」(C.H.U.D 1984年 アメリカ)の続編。
でも内容的には繋がり無し。

コメント

タイトルとURLをコピーしました