80年代の感染者ゾンビもの青春学園ホラー映画、
「ザンゴリラ」のストーリーと見どころ解説です。
「ザンゴリラ」
(PRIMAL RAGE)
(1988年 アメリカ・イタリア 88分)
「ザンゴリラ」ストーリー
![映画「ザンゴリラ」ゾンビ化中の女性](http://horrortheater.net/wp-content/uploads/2024/04/40c54b930610d694bebecc4c704811c4.jpg)
映画「ザンゴリラ」ゾンビ化中の女子。一番活躍したゾンビはこの子かも。
重症のニキビ患者が地味に大暴れ!
フロリダ大学のおかしな博士が、お猿を使い極秘実験。
学内新聞の学生記者が、
お猿虐待をスッパ抜こうと実験室に侵入、
実験台のお猿に腕を噛まれてしまいます。
するとだんだん具合が悪くなってきて、
「うお~!」と凶暴化して大暴れ。
いろんな人に迷惑をかけます。
また、具合が悪いくせに、
彼女とのアレはしっかりするもんだから、
相手の女の子も感染して徐々にゾンビ化。
ちなみにこの女の子、
犯罪者夫婦の娘で天才的IQの持ち主、でも性格は温厚、
という面白いキャラ設定なのに、
一切生かされないままゾンビ化。
物語の主人公はゾンビ化記者の友人。
ゾンビ化記者は、自宅を訪れたこの友人にも襲い掛かりますが、
はたと我に返り「殺してくでえ」と懇願。
やむなく友を射殺する主人公。
その一方で、ゾンビになりかけの女の子を、
悪ガキ3人がレイプ目的で誘拐。
するとグッドタイミングで女の子が本格的にゾンビ化。
レイプ(未遂)魔3人をバリバリと引っ掻きまくり。
悪ガキトリオはHできなかったうえ、
ゾンビ菌だけもらい凶暴化。
3人お揃いの骸骨スーツと骸骨マスクに身を包み、
大学の仮装パーティー会場へくり出します。
仮装パーティーということで、
骸骨スーツの悪ガキゾンビトリオは、特に目立つことなく、
地味に参加者を引っ掻き殺してまわります。
元凶のキ○ガイ博士は、
ゾンビ化娘を捕らえ実験台にしようと企みますが、
反撃に遭い片目を抉られます。
主人公とその恋人は、
悪ガキゾンビトリオに大学内を追っかけ回されますが、
頑張って反撃、1匹ずつぶち殺します。
「ザンゴリラ」はこんな映画
![「ザンゴリラ」劇中のタイトル](http://horrortheater.net/wp-content/uploads/2024/04/8ea5aa4b25bff27aead3a1469a16e481.jpg)
「ザンゴリラ」劇中のタイトル。ポップなテーマソングをバックにいかにも80年代青春ホラー。
登場するゾンビの見た目は、
顔中に出来たニキビを全部掻き潰しちゃった人、
といった風情。
(上のタイトル画像参照)
知性は多少残していて、
人肉喰いなどはせず、
ただの乱暴な奴。
ゾンビは合計6人出て来ますが、
1人が襲い掛かり、
やっつけるとまた次が襲いかかる、
というパターンなので、
ゾンビの群れが襲撃!って感じは全然ありません。
ゾンビはみんなけっこうアッサリ死んじゃうし、
全体的に地味な印象の作品。
スプラッター的に派手な見せ場といえば、
スパッ!と首を撥ねるところと、
後頭部に棒が貫通するところくらいですかね。
噛んだり引っ掻いたりと、
おとなしめな特殊メイクは散見されますが、
あまり印象には残らないですね。
悪ガキゾンビが体育館の折りたたみ式ひな壇に挟まれペシャンコ!
なんてシーンもありますが、
骸骨スーツが潰れるだけで特殊効果は無いです。
全体に何か物足りない、食い足りない。
やっぱりちょっと地味ですね。
イタリア特殊効果界の巨匠、
カルロ・ランバルディが特殊効果を担当。
ちなみに監督のヴィットリオ・ランバルディは彼の息子。
あと、脚本を「ナイトメア・シティ」のウンベルト・レンツィが担当してます。
なのに普通のホラー。
スポンサードリンク
コメント