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走るゾンビの元祖!最強ゾンビ映画「ナイトメア・シティ」

映画「ナイトメア、シティ」のイメージ画像。

 顔中かさぶただらけのオジサンゾンビたちが、凶器を振り回しては人を殺しまくる凶暴なゾンビ映画、「ナイトメア・シティ」の見どころを詳しく解説します。

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ざっくり解説「ナイトメア・シティ」はこんな映画

「ナイトメア・シティ」(原題・NIGHTMARE CITY)
(別題「吸血魔の街」「ゾンビドローム」)
1980年 イタリア・スペイン 90分(初期VHS版収録時間)
監督 ウンベルト・レンツィ 主演 ヒューゴ・スティグリッツ

走るゾンビの元祖

 イタリアのベテラン職人映画監督ウンベルト・レンツィによる、80年当時としてはかなり斬新なゾンビ映画。
 「28日後…」(2002年)、「バタリアン」(1985年)よりも早く、全力疾走で襲いかかるゾンビを描いている。
 走るばかりか刃物や銃器などの凶器を普通に扱い、車の運転までするなど、本作のゾンビは知性を残した特殊なタイプ。
 とにかくゾンビの凶暴さ、凶悪さが際立っており、集団で襲撃し次々に人を殺しまくるその様は、まるで暴徒かテロリスト集団のよう。

特殊メイクはラフな仕上がり

 ただし大量に必要だった特殊メイク、特殊効果はかなりラフでやっつけっぽい仕上がり。凄まじい殺戮の連続な割に、映像的にはそこまで過激な印象が無く、同時期の「サンゲリア」のようなメジャーな傑作とまでは成り得なかった。
 それでも勢いだけで強烈なインパクトを残した他に類を見ないホラー映画であり、ゾンビ映画ファンの間では話題となった。

「ナイトメア・シティ」ストーリー

 原発の放射能漏れ事故で凶暴な吸血人間となったオジサンのゾンビ集団が飛行機で襲来。空港で待ち受けた軍隊を激しい暴力で瞬殺し、街へ繰り出して行く。
 その模様を取材した中年記者がテレビ局へ戻ると、生放送中のスタジオにもゾンビ集団が乱入、出演者やスタッフに次々襲い掛かる。
 命からがら局を脱出し、妻が勤務する病院へと急ぐ中年記者だったが、そこもゾンビ集団が襲撃中。何とかゾンビをかわし妻を救出した記者は、安全な場所を求めて車を走らせる。
 一方、ゾンビ集団は大勢で車に乗り込んでは発電所など主要なインフラを次々に襲撃。
 記者と妻はゾンビと戦いながら郊外へと逃れるが、途中で車を失い、逃げ込んだ遊園地でジェットコースターのレールの上へ追い詰められてしまう。

ゾンビ映画「ナイトメア・シティ」のここが見どころ!

とにかくゾンビの勢いが凄い!

 登場するゾンビは放射能の影響で超人になってるんだそうです。(その放射能が血液を破壊し続けるんで人の血を吸います。)
 鈍器や刃物を振り回し、うむを言わさず目の前の人間を殴り倒す。兵隊から機関銃を奪い乱射。大勢で車に乗り込み、病院や発電所など狙った現場へ殴り込みをかける。
 ・・・といったように本作のゾンビは、乱暴で攻撃的。
 激しい暴行の末、傷口からちょっとだけ血を吸います。暴行メイン、吸血サブ、な感じ。仕上げに血を吸う点を除けば、単なる暴徒かテロ集団のような連中です。
 また、美女を殺害する際はニヤついていることが多く、ナイフでわざわざ乳房を切り取って血を吸うなど、明らかにいたぶりを楽しんでいます。ちょっと変態っぽいです。
 疲れ知らずで暴れ続ける変態暴力集団、といったところでしょうか。
 こんなゾンビ像は過去に例が無く、非常に特異な印象を与えました。

 実際に起きたダイオキシン汚染事故をベースに監督自ら内容を脚色したそうなんですが、ゾンビが元気良過ぎて、「環境破壊への警鐘」的な社会派要素は消し飛んじゃってます。

演出も特殊メイクもとにかく勢い!

 ゾンビ襲撃シーンは暴力の嵐。同一画面内でも、手前に手斧で殴られている人がいたかと思えば、奥ではハンマーで殴り倒されている人もいる。ナイフもグサグサ刺しまくり。
 なのにあんまり血みどろな感じがしないのはなぜ?
 これら残酷描写を全てちゃんと見せたら凄まじいバイオレンス映像になるはずなんです。が、血を付けただけ、とか、殴るマネ刺すマネだけ、みたいな「ごっこ」的演出で済ませていることが多く、ほんとに勢いだけって感じです。
 残酷描写の何回かに1回、要所要所に特殊効果は使ってるんですが、さほど技術レベルは高くなく、お手軽な作り物も目立ちます。
 ゾンビメイクもけっこうラフで、大勢いるゾンビたち、見た目はマチマチです。
 塗りで顔色を悪くしただけのゾンビもいれば、顔面に泥を塗りたくったようなゾンビもいます。頭部全体を泥んこで塗り固めたような奴もいます。かさぶた的な設定だと思うんですが、目の周りをちゃんと塗ってなかったりするので、顔中泥だらけの人に見えます。
 後半になるとゾンビの顔面や頭部の着弾が多数あり、映像的に楽しいんですが、泥人形を火薬で爆破してるような感じです。
 ただそういった暴力行為の嵐をもの凄い勢いで立て続けに見せてくれるので、作りはラフでも「なんか凄いもの見た」感が残ります。
 内容的には絶望的な暗いお話なんですが、全力疾走するゾンビのパワーでラストまで一気に見せ切られてしまう、そんな良い意味で(?)勢いだけのパワフルなゾンビ映画でした。

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