田舎の森で少人数のゾンビ風な人がウロウロする低予算ゾンビ映画、
「悪魔の毒々ゾンビーズ」について簡潔に解説いたします。
「悪魔の毒々ゾンビーズ 蘇る死霊伝説」
(TOXIC ZOMBIES)
(1981年 アメリカ 90分)
監督 チャールズ・マックラン
「悪魔の毒々ゾンビーズ」ストーリー
森の中のゾンビごっこ!
除草剤の影響でゾンビ化した数人が、
キャンパーらを襲います。
森林地帯で栽培されている麻薬を一掃するため、
未承認の危険な除草剤が散布されます。
その影響で麻薬密造グループの男女数人が錯乱して凶暴化、
キャンパーらを襲って生き血をすすります。
主人公は、妻と弟を連れキャンプに来ていた麻薬捜査官。
ゾンビの襲撃で妻と弟は死亡。
更に除草剤散布の証拠隠滅にやって来たお役人にも襲われ、
踏んだり蹴ったりです。
結局悪い役人はゾンビに襲われましてメデタシメデタシ。
ゾンビも少人数なので何とか駆除出来そうですよ。
「悪魔の毒々ゾンビーズ」はこんな映画
まずはセスナ機による農薬散布の資料映像。
それに続き、ベビーパウダーまみれで、
「ひえ~!」
と走ってくる密造グループの連中。
で、皆さんなんだか気持ち悪くなってきて、
ゾンビになります。
なので厳密にはゾンビじゃないです。
死んではいませんから。
ゾンビの外見は、
夕べ飲みすぎて肌荒れしちゃった二日酔いの人、
ぐらいな感じ。
目の下のくまと、吹き出物がちょい目立つ程度。
除草剤の中毒患者なので、伝染性はありません。
また、特殊効果が面倒ですので食人はしません。
血を吸うだけです。
まずは除草剤の汚染を免れた仲間達がゾンビの餌食に。
その場面。
歩いてくるゾンビの足元のアップ。
そこに「ギャーッ!」という声がかぶさり、
次のカットでは顔や首に血を付けてラフに死んでる犠牲者達。
何この演出?
この他にも、
近付いて来るゾンビ、
犠牲者が「ギャー」、
以上。
・・・的な演出が随所にあります。
とりたてて見所などあろう筈も無い低予算ゾンビ映画で、
ゾンビの襲撃場面を省略して一体何が残るというのでしょう?
でもご心配なく。
ちゃんとスプラッター場面もありました。
このゾンビさん達、刃物で人を襲います。
主にナタを使用。
そのナタで、キャンプ中のオジサンの手首を切断する場面がありました!
・・・ただ、被害者のオジサンは手袋をはめています。
・・・
手袋に紙粘土詰めて赤絵の具を塗っただけのように見えるのですが、
気のせいでしょうか?
また、ゾンビの目に棒を突き刺す場面もあります!
あるんですが・・・
刺された目を手で押さえるゾンビ。
指の間に棒を挟んで持ってるだけのようにも見えますが、
気のせいでしょうか?
夜になると1人一つずつたいまつを持って襲い来るゾンビ達。
一体どこで調達してきたのでしょう?
まあ、そんなところですが、最後にオマケとして、
徳間ジャパンから発売されていた日本版ビデオソフトの解説をどうぞ。
「キング・オブ・ホラー、ジョージ・A・ロメロの「死霊のえじき」以来、登場することのなかった傑作ゾンビ・ムービーの最新作が期待に応え、遂に日本上陸!!死肉が腐食し、あたり一面悪臭が立ちこめる見るも無残なゾンビが今蘇り、ひとり、また一人とその仲間を増殖し、生き血をすするために夜をさまよう・・・・・。戦慄の恐怖体験が・・・、胸をよぎる過激な鮮血感覚の極致が、今あなたを襲う・・・・・・。」
一部文章がおかしいような気もしますが、
とりあえずなんか凄そうです。
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