ゾンビ映画「デッド・ホスピタル 地の実験室」の見どころ解説。
80年代らしい特殊メイクによる残酷描写とグロゾンビ+ソフトなお色気を楽しみましょう。
「デッド・ホスピタル 血の実験室」
(THE DEAD PIT)
(1988年 アメリカ 101分)
「デッド・ホスピタル 血の実験室」ストーリー
狂った精神科医が病院の地下の隠し部屋で、
夜毎患者の脳をいじくっては実験を繰り返してます。
実験後、用済みの死体は、
床に穴掘ってどんどん放り込んじゃいます。
それを知った同僚の医師は、
そのキ○ガイ医師を射殺。
めんどくさいので隠し部屋のドアをセメントで塗り込め、
何も無かった事にします。
20年後、その精神病院に、
記憶喪失のセクシー・ダイナマイトな女性が入院します。
とてもグラマーでセクシーです。
病室ではなぜかいつも下着姿の彼女。
悪夢を見て廊下に飛び出してくる時も下着姿。
当然、悪夢の中でも下着姿。
下着姿で縛り上げられ、放水されてびしょ濡れになる、という、
本筋と全く無関係な悪夢まで見てくれます。
さてこのヒロインですが、
入院後、青白い不気味な医師の幻影に付きまとわれ悩みます。
そんなある日、大きな地震が発生。
地下の隠し部屋の壁が壊れ、あのキ○ガイ医師が復活。
病院内に出没しては、なぜか目を赤くピカピカ光らせながら、
患者や病院関係者を殺害します。
セクシーなヒロインは、
キ○ガイなうえにゾンビなピカピカ目の医師に捕らえられ、
地下の隠し部屋で縛られます。
そしてゾンビ医師が手招きすると、
穴の中からゾンビの群れが這い出し、病院内に溢れます。
次々に病院関係者を襲い、無理矢理脳味噌を取り出すゾンビ達。
一方、セクシーなヒロインは男性患者の1人に救出され、
いっしょに病院内を逃げ廻ります。
やがて2人はたまたま入院してた尼さんと合流。
そこへゾンビが出現!
とっさに尼さんが聖水をふりかけると、
なんとゾンビはどろどろ溶け出すではありませんか!
それを見て男性患者がひらめきました!
尼さん、病院の給水タンクの水を聖水に出来ますか?
はい。出来ます。
よしっ!タンクを爆破してゾンビを溶かそう!
良かった。たまたま尼さんいて。
でもどうやって爆破するのですか?
はい。たまたま僕は爆弾名人です。
ということでたまたま話はまとまるのでしたが・・・
スポンサードリンク「デッド・ホスピタル 血の実験室」はこんな映画
いかにも80年代、レンタルビデオ全盛期の作品らしい仕上がり。
特殊メイクによる残酷描写とグロテスクなゾンビが売り。
セクシーダイナマイトなお色気女子も含め、
ホラー映画に必要と言われていたビジュアル要素は取りあえず全て揃っています。
でもまあ、残酷度は当時のスプラッターの平均レベルでしょうかね。
前半はゾンビ医師の単独犯殺戮。
なので病院スラッシャーといった風情。
ゾンビうじゃうじゃは後半から。
ゾンビメイクはグロでなかなか良い見た目。
皆さん脳味噌剥き出し&血まみれ、
解剖された死体みたいでとっても不気味です。
この姿に神経が麻痺したような動きが妙にマッチしていて、
かなりおどろおどろしいナイスゾンビ。
まあ20年前の死体にしては新鮮過ぎますが、そこは目をつむりましょう。
特殊メイクを駆使した見せ場としては、
素手で頭頂部を引っぺがし、生きたまま脳味噌をつかみ出す、
あたりがかなり素敵な直接描写。
ゾンビが溶解する描写も、
役者へのメイクとダミーを組み合わせて楽しく見せてくれます。
ダミーはゼラチン製のを熱で溶かして早回しで見せる「レイダース」タイプと、
エアを抜いて縮んで行く「ドラゴンVS.7人の吸血鬼」タイプの2パターン。
一応、記憶を失ったヒロインの苦悩が前面に打ち出されてますが、
セクシーダイナマイトなボディばかりが目に付いちゃうような有様です。
まあ、主にビジュアル面が楽しい映画、ということですね。
ホラームード満点の素敵なカットもけっこうあります。
「デッド・ホスピタル 血の実験室」ネタバレ結末
※ 以下は映画の結末です。自己責任でお読みください。
2023年現在、DVDも再発中なので、
これからご覧になるかたは読まないでね!
尼さんは給水タンクに向かってお祈り。
男性患者は爆弾を持ってタンクへ向かいます。
その間、セクシー・ダイナマイトヒロインは
性懲りもなくゾンビ医師に捕まりますが、
タンクが大爆発しまして、
突然ミニチュアっぽくなった病院は水浸しに。
ゾンビ全員とゾンビ医師はどろどろに溶けまくり一件落着。
ゾンビ医師とヒロインの関係が突然明らかになったり、
気のせいかヒロインの目が赤くピカピカし始めたりしますが、気にしません。
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