「WITHIN THE WOODS」ゾンビ・ホラー

「WITHIN THE WOODS」イメージ画像 ゾンビ映画

名作ホラー「死霊のはらわた」の原型となった、
サム・ライミ監督アマチュア時代の8ミリフィルム・ゾンビ映画、
「WITHIN THE WOODS」(森の中で一緒に)の解説ページです。

「WITHIN THE WOODS」
(1978年 アメリカ 32分)
監督 サム・ライミ
出演 ブルース・キャンベル エレン・サンドワイズ

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「WITHIN THE WOODS」ストーリー 

「WITHIN THE WOODS」主人公カップル

主人公カップル。「死霊のはらわた」では兄妹でした。

森の中の一軒家に2組の若いカップルが遊びに来てます。
その内の1人、我らがブルース・キャンベル君が、
土の中から変な剣を掘り出してしまいます。
すると何かに取り憑かれてゾンビっぽくなり、
家の中で剣を振り回して大暴れ。
女友達を1人刺し殺すと、自分の彼女に襲いかかります。

ちなみにこの彼女、
「死霊のはらわた」で主人公アッシュの妹、シェリルを演じた人です。
つまり最後まで主人公を苦しめ、強烈な印象を残したあの女ゾンビなわけですが、
こちらでは立場が逆転。
ゾンビ・キャンベル君に責められ続けます。

「WITHIN THE WOODS」ヒロイン

エレン・サンドワイズ演じるヒロイン。「死霊のはらわた」のシェリル。

途中彼女がゾンビと間違えて男友達を刺しちゃいますが、
まあ間違いは誰にでもあります。
(ちなみに「死霊のはらわた2」にもある展開)

最後は彼女の必死の反撃。
ゾンビ・キャンベル君をオノでズタズタにします。

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「WITHIN THE WOODS」はこんな映画 

「WITHIN THE WOODS」ゾンビ

ブルース・キャンベル演じるゾンビ。今回ゾンビは一人だけ。

サム・ライミが大学時代にブルース・キャンベルらと製作した8ミリ映画。
この作品の自主上映が好評でそこそこの収益を上げたことから、
16ミリフィルムで「死霊のはらわた」を製作することになった、
というのは、ホラーファンの間では有名なお話。
(ちなみに16ミリ映画は、アマチュア用8ミリと、プロ用35ミリの中間的規格)

私が最初に観賞したのは、以前ネット上にUPされていた動画ファイル。
フィルムを簡易テレシネ(映写画面をビデカメラで撮影)でビデオ化した映像と思われ、
画面が暗いうえにビデオのノイズも多く、
非常に見づらい代物でした。

「死霊のはらわた」の原型となった作品なので、
劇中には「はらわた」「はらわた2」で見覚えのある場面が一杯。
ゾンビが自分の腕を引き千切るショッキングな場面もちゃんと有ります。
「じょ~いな~す」というお馴染みの死霊の声もそのまんま。

ただ、ゾンビ崩壊の特殊効果や、オノによるバラバラ描写は無し。
そのあたりはちょっとおとなしめですねえ。
あんまり直接的には見せてません。

「WITHIN THE WOODS」ゾンビのグロメイク

ゾンビのグロメイク。画質が粗く、出来栄えは分かりません。

後半の舞台となる家は小奇麗な感じで、
「死霊のはらわた」のようなボロ小屋じゃありません。
普通の家を借りたんでしょうね。

全体にちょっと編集が甘い感じかな。
ところどころカットが少し切り足りず、
「死霊のはらわた」ほど映像のテンポが良くありません。
まあ、これは8ミリ映画の特徴でもあるので仕方ないですね。
8ミリはプリント複製用のネガフィルムが無く、
上映用のマスターフィルム1本きりなもんで、
ハサミを入れる際はどうしても慎重になってしまうんですよ。

後半のゾンビバトルは後の「はらわた」同様高いテンションを維持。
ゾンビの特殊メイクもちゃんとやってるし、
1978年という製作時期を考えると、
かなり頑張った自主製作ホラー映画だったと思います。

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