「RIPPER」ジャーロ風ホラー映画公開中!

ホラー映画「RIPPER」イメージ画像 ホラー映画

私、「地獄の血みどろマッスルビルダー」深沢真一が監督したジャーロ風殺人鬼ホラー映画、
「RIPPER」の作品紹介と、ダイジェスト版映像ネット公開情報ページです。

「RIPPER」
1989年(※完全版) 35分 ビデオ撮り(Uマチック方式)
監督 脚本 深沢真一
出演 甲斐雅啓 深沢真一 松岡象一郎

※ ↓ページ最下部に動画リンクあります!↓

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「RIPPER」ストーリー

映画「RIPPER」殺人シーン

とある大学の構内で、剃刀を使った連続殺人が発生。
親しい女子学生が犠牲になったのを機に、
大学院生と後輩学生のコンビが事件を捜査。
諸々の状況から、どうやら犯人は身近な人物らしい。
やがて2人は、深夜の大学で犯人と対決することに。

解説「RIPPER」はこんな映画

映画「RIPPER」残酷シーン

ダリオ・アルジェント作品が大好き

私、深沢が大学の映画科時代に製作したホラー映画。
ダリオ・アルジェントが大好きだったので、
イタリア製猟奇スリラー「ジャーロ」を意識した作風になってます。
なので見所は犯人捜しと凄惨な殺戮描写。

ちょっと恥ずかしいくらいアルジェント作品を意識しまくってます。
シナリオは「シャドー」をベースにしてたんですが、
今観ると「わたしは目撃者」の影響も大きいです。

犯人は切り裂きジャックの犯行になぞらえ、
性に奔放な女性を処刑してゆく、という設定。
性に奔放、と言っても、なにぶん撮った時代が古いもんで、
二股かけてた、とか、まあ今見りゃ可愛いもんです。

昔から無茶な製作スタイル

いつものことなんですが、
私、深沢が監督・脚本の他に撮影と手作り特殊効果を兼任。
某民放局から払い下げられた業務用カメラで撮影しました。
初のビデオカメラによる製作でしたが、
やってみるとこれがほんとに便利。
映像をモニターしながら撮れるというのが画期的で、
サクサク進行しました。

撮影最終日には、
日没から夜明けまでの一晩で160カット以上撮りました。
ピンと来ないと思いますが、けっこうな離れ業です。
しかも私は当日画コンテを描いてきておらず、
関係者たちが呆れる中、
「ちょっと待ってて」
と映画科の研究室の床に腹ばいになり、
20分で160カット分を描き上げました。
後に同期生から聞いた話ですが、
「あの真似は誰にも出来ない」
と教授が呆れつつも感心していたそうです。
(私も今は出来ません)

またその日は真夜中近くになって血糊が底をついてしまい、
「何でもいいから赤いもん持って来て!」
ってことで、スタッフ一同走らせまして、
絵の具やらトマトジュースやら、
代用出来そうな赤いものを近所からかき集めました。

映画「RIPPER」残酷シーンその2

そんな感じなんで、
上映会当日になっても、前日から徹夜の録音作業が完了せず、
プログラムの順番を最後に廻してもらい、
ギリギリ完成して滑り込みでお披露目。

当然納得出来る仕上りであるはずもなく、
少し期間をおいてから学外で再編集して完全版としました。
当時はパソコンのノンリニア編集なんて存在しないので、
1時間6千円の編集スタジオ代が痛かったです。

ジャパン・ホラー・コンテスト、最終選考にエントリー

この作品、某ビデオソフトメーカーの主催する、
「第1回 ジャパン・ホラー・コンテスト」
というのに応募しまして、最終十数作品に勝ち残りました。
優勝すれば3千万円の予算を貰える、
ってことだったので、周囲は騒然としたんですが、
主催するビデオメーカーの作品が世間からバッシングを浴び、
コンテストはしりすぼみ的に中止。
人生変わるかも?と期待してたので、
かなりガッカリしたのを今でもよく覚えています。

映画「RIPPER」殺人鬼

「RIPPER」というタイトルの映画

ちなみにカナダ映画「RIPPER 地獄からの手紙」とは無関係。
私の「RIPPER」の方がかなり古いです。
でも不思議と共通点が多いんです。
大学を舞台にした切り裂きジャックを絡めた連続殺人、
というコンセプトが全く同じ。
あと「リッパー」という日本語タイトルのロゴが、
当時私が上映会などで書いていた手書きロゴとソックリ。
なんで?
まあ、偶然としか考えられないけど。

「RIPPER」血みどろダイジェストYOUTUBEにて無料公開中!

本作のマスターは「Uマチック」という古い放送用ビデオ形式ですが、
現在は再生困難。
私の手元にあるのは、かなり状態の悪いVHSの孫代以下のコピーです。
以前その一部をコマ切れにしてツイッターで公開しておりましたが、
今回それらを1本に繋ぎ、YOUTUBEに公開しました。
画質荒く、大変観辛いかとは思いますが、ご覧いただけると嬉しいです!

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