グロテスクでセンチメンタルな異色ゾンビ・ホラー映画「STACY」。
撮影当時15歳の主演女優・加藤夏希が美しくて眩し過ぎます。(画像はイメージです)
映画「STACY」
「STACY」2001年 日本 80分
監督 友松直之
主演 加藤夏希 尾美としのり
こんな映画
筋肉少女隊・大槻ケンヂ原作の異色恋愛ゾンビ小説「ステーシー」を映画化。
特殊メイクによる凄まじい残酷描写が連続のグロテスクなホラー映画。
しかしそこにあるのは、思春期の可憐な少女が与えてくれる無償の愛と赦し。
少女たちが容赦なくバラバラに解体されるショッキングな映像とともに、
静かで切ないラブストーリーが描かれます。
ストーリー
15歳から17歳の少女が突然死して食人ゾンビと化す謎の現象が世界中に蔓延。
ゾンビ化を間近に控えた少女たちは多幸感に満ちた精神状態になる。
死亡すると半日以内にゾンビ化する少女たちを再び死なせる「再殺」の権利は、
親族か恋人にのみ与えられていた。
ある日、孤独な中年男性渋川の前に美少女詠子がふらりと現れる。
ゾンビ化を間近に控えた彼女は笑顔で、自分を「再殺」する権利をもらって欲しいと言う。
世間は血みどろ内臓まみれなゾンビ現象真っ只中。
そうとは思えないほど静かな日常をともに送る2人は、次第に心を通わせる。
加藤夏希プロフィール
加藤夏希(かとうなつき)~女優、モデル
1985年7月26日生まれ 秋田県出身 身長 168cm
CM出演を経て1999年、テレビ朝日のドラマ「燃えろ!!ロボコン」のヒロイン・ロビーナ役で女優デビュー。
映画デビューは2001年「EKOEKO AZARAK エコエコアザラク」の主人公・黒井ミサ役。
その後は映画、ドラマ、CM、バラエティ等で活躍。
2012年の映画「武蔵野線の姉妹」で演じた主人公・緑川蘭子の弾け具合が強烈で面白い。
加藤夏希 美人ポイント
クッキリとした大人びた顔立ちの加藤夏希は、
早い段階で美人顔が完成してしまった感がありますが、
それでもこの「STACY」の撮影時にはまだ15歳。
さすがにあどけなさを残しており、
端正な顔立ちと思春期の危うさとが相まって絶妙な可愛さ、美しさです。
彼女が演じる詠子は、ゾンビ化を1週間後に控え多幸感に包まれている状態なため、
常に笑っています。
気分が高揚した笑いのときもあれば、
静かな笑みのときもあり、
その笑顔で、恋人や娘を殺さなければならなかった男たちに赦しを与えます。
彼女の微笑と、ふとその笑みが途切れた瞬間の表情には神々しさがあり、
とても15歳の少女が演じているとは思えません。
癒されますね。
この時期の女優加藤夏希がこの役を演じたことは、タイミングとして最良だったと思います。
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