ホラー映画製作、特にゾンビ映画において、特殊メイクは必須。
中でもゾンビの目はカラコンを使用すれば、格段にモンスター度が上がりますね。
ハロウィンのコスプレでも今やゾンビは定番。
目の仕上げにカラコンを使えば完成度も注目度もアップ!
そんなゾンビの目のメイクについて、過去の名作ゾンビ映画を振り返り考察してみました。高品質、低価格で安全なゾンビ・カラコンもご紹介。
初期ゾンビ映画はカラコン無し
近代ゾンビ映画の父、ジョージ・A・ロメロ作品、
大定番の「ゾンビ」(1978)をはじめ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)、
「死霊のえじき」(1985)などではカラコンは使用せず。
目の周囲の皮膚に塗りでクマを作るのみ。
ロメロ映画はリアリティ重視ですからね。
グロ描写重視のイタリア映画「サンゲリア」(1979)のゾンビは、
基本目を閉じていますが、たまに目蓋を開けると健康的な目がギラギラ。
半ミイラ化したゾンビでも目が生きているのは、不自然ですが不気味でした。
他、「バタリアン」(1985)や「ZOMBIO 死霊のしたたり」(1985)でも目は普通。
カラコンは使用されていません。当時は目はいじらない方が主流でした。
アップのみカラコン使用「悪魔の墓場」
「ゾンビ」より早い1974年の近代型の人喰いゾンビ映画「悪魔の墓場」では、
最初に登場するゾンビの目元がアップで写し出されますが、
その赤い瞳が印象的でした。
しかしその後のシーンではどのゾンビも目は普通。
最初のクローズアップのみカラコンを使用して異様さを強調していました。
白目ゾンビと灰色目ゾンビ
「死霊のはらわた」(1981)では、悪霊に憑依されゾンビ化すると、
黒目が消えて目は真っ白。
リアルな死人ではなく、化け物じみたゾンビを演出するのには効果的な目のメイクでした。
また、特殊メイク・アーティストのトム・サビーニが監督した、
リメーク版「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1990)には、
黒目が白濁したゾンビが登場。
「死霊のはらわた」のように真っ白ではなく、白っぽい黒目。
カラコン使用による灰色の目のゾンビが、ついにロメロ一派の作品にも登場しました。
変わり種!
目蓋の上に目を増設
「ゾンビ特急地獄行」(1972)の、
エイリアンの意識に憑依されたゾンビは、
目蓋の上に作り物の白目を増設する、という独特の変な方式。
なのでこの作品のゾンビはみんな出目になっちゃってます。。
目が点
「ゾンビの秘宝」(1982)のゾンビメイクは粘土のお面を被る方式。
そしてなぜかこのお面ゾンビには目の無い奴がいます。
目のある筈の部分が平らな皮膚になってるんですが、
正直このセンス、理解出来ません。
意味不明です。
まあ、それは置いといて、
「これじゃ役者さん、前が見えないだろ」
ということで、左右に一つずつ、ポツンポツンと小さな覗き穴が開けられています。
結果、両目が黒い点のみに。
その情けない顔は、まさにマンガの「目が点」状態です。
自力でなんとかする!
「死体と遊ぶな子どもたち」(1972)では、
役者さんが頑張る方式を採用。
ゾンビ役の人が自力で何とかします。
いわゆる白目を剥く、というやつです。
カラコン?何それ?
今時の定番ゾンビメイクは黒目を小さく
最近の元気なゾンビたちは、大体黒目を小さくするパターンが主流みたいですね。
「アイアムアヒーロー」(2016)もそう。
それよりだいぶ昔の「デモンズ」(1985)でも、
黒目が点のゾンビは既に登場していましたが。
「デモンズ」のゾンビは「死霊のはらわた」に着想を得た「化け物系」ですからね。
今時はほとんどがこのタイプですね。
テレビ・シリーズ「ウォーキング・デッド」(2010~)がそうですからね。
ゆで玉子の薄皮で代用!?
一昔前はカラー・コンタクトなんて簡単には手に入りませんでした。
なので、インディーズ系のホラー映画製作者は色々と工夫していました。
前述の「自力でなんとか」なんて笑い話じゃなく、
実際やってる人、いましたからね(実は私)。
また、インディーズ作品では、
白目のカラコンの代用品として、
なんとゆで玉子の白身の薄皮が使用されたこともありました。
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今は高品質のカラコンが低価格で入手可能
今は高品質で低価格のカラコンが簡単に手に入るので、
アマチュアでも凝ったゾンビメイクが実現可能になりましたね。
ハロウィンの夜、渋谷に繰り出しているゾンビ軍団にも、
けっこう完成度の高い奴らがいます。
私もゾンビ映画を撮る人ですが、
正直「ヤバい!完全に負けてる!」と思うことありますよ。
傷口メイクの作り方なども、専門サイトやYOUTUBEで詳しく紹介されているので、
今やホラー映画並みの本格ゾンビも夢ではありません。
自主映画作家には嬉しい時代。
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安全な利用を!
コンタクトは大変デリケートな部位に直接触れる医療器具です。
使用する際は説明書をよく読み、使用前にはゴミやキズが無いか慎重に確認してください。
使い捨てのワンデー・タイプが安全です。
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「高度管理医療器具承認番号」
があることも必ず確認してから購入してください。
日本国内の安全基準をクリアーしている商品です。
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