「死体と遊ぶな子どもたち」ゾンビ・ホラー

「死体と遊ぶな子どもたち」イメージ画像 ゾンビ映画

近代ゾンビ映画の始祖「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の影響を受けた自主製作ホラー、
「死体と遊ぶな子どもたち」の見どころ解説ページです。
「ゾンビ」(1978年)「悪魔の墓場」(1974年)より先に製作された、
カラーの本格近代ゾンビ映画。

「死体と遊ぶな子どもたち」
(CHILDREN SHOULDN’T PLAY WITH DEAD THINGS!)
(1972年 アメリカ 86分)
監督 ボブ・クラーク
脚本 ボブ・クラーク、アラン・オームズビー
出演 アラン・オームズビー

※こちらの記事はアメブロ「地獄のゾンビ劇場」旧レビューから内容補完のうえ移行しました。

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「死体と遊ぶな子どもたち」ストーリー 

「死体と遊ぶな子どもたち」土中から蘇る死体

土中から這い出して来るゾンビ

合宿のため離れ小島にやって来た劇団員達が、
島の墓地で死者復活の儀式をやります。
ふざけ半分のマネ事でしたが、
土中から死人がぞろぞろ蘇って来まして、
劇団員達を片っ端から食い散らかします。

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「死体と遊ぶな子どもたち」はこんな映画 

「死体と遊ぶな子どもたち」グロゾンビ

グロテスクなゾンビ

たった一晩の出来事。
全編夜間シーン。
ゾンビが襲って来てみんな喰われる、それだけの話。
この単純さが心地良いのです。

「死体と遊ぶな子どもたち」死体を弄ぶ劇団員たち

死体を弄ぶ劇団員たち

ロメロの名作、近代ゾンビ映画の始祖、
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の影響を受けたアマチュア映画。

ゾンビメイクが大変凝っていて、かなり良い出来です。
「ゾンビ」にしても「悪魔の墓場」にしても
青塗りメイクが基本でしたが、
それより何年も前に、
アプライエンス(ラバー製の人工皮膚ピース)や、
フルフェイスマスクを使用したゾンビをクリエイト。
皮膚のただれた「サンゲリア」ばりの腐乱ゾンビが多数登場します。
後年のゾンビ・ブーム以降に撮られた作品でも十分通用する特殊メイク技術です。

「死体と遊ぶな子どもたち」不気味な女ゾンビ

不気味な女ゾンビ

ちなみに白目のメイクだけは、
「死霊のはらわた」に見られるような近年定番の「コンタクトレンズ方式」ではなく、
「自力で頑張る方式」を採用。
役者さんたち、大変そうです。

「死体と遊ぶな子どもたち」ゾンビの白眼は自力で頑張る方式

白眼は役者さんが自力で頑張ります

食人シーンはゾンビが群がってるだけで、
食いちぎったり内蔵がはみ出したりといった、
直接的な描写はありません。
血飛沫がかかったり、チラッと残骸が見える程度。

「ナイト~」からまだ4年後の作品ですからね。
当時はそれで十分衝撃的だったと思います。

単純にグロゾンビの襲撃を楽しむ映画です。
不気味な死者の群れが暗がりから突然現れたり、
ドアを破りなだれ込んで来る場面は、今観てもゾッとする恐ろしさ。
ドギツいカラーも作品の雰囲気にピッタリです。

「死体と遊ぶな子どもたち」迫るゾンビの群れ

迫り来るゾンビの群れ

日本で紹介された際には、
自分勝手な主人公が助かりたい一心で、
ガールフレンドをゾンビへ引き渡す場面が話題になりました。
ゾンビたちが唖然とします。
ゾンビが一瞬感情を覗かせる、
今じゃ珍しくもありませんが、
当時は斬新な演出だったんですね。

「死体と遊ぶな子どもたち」日本版レーザーディスク

「死体と遊ぶな子どもたち」日本版レーザーディスク

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