「メタルアマゾネス」ゾンビ・ホラー

映画「メタルアマゾネス」イメージ画像(VHSジャケット) ゾンビ映画

1990年製作のコミカルなゾンビ映画、
「メタルアマゾネス」について詳しく解説します。

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ザックリ解説「メタルアマゾネス」はこんな映画

メタルアマゾネス
(CHROME HEARTS
(1990年 アメリカ 86分)
監督 ダン・ホスキンス
製作・配給 トロマ・インク

女性だけの暴走族+グロい特殊メイクのゾンビ+スプラッター+ちょっとコメディ、
という、いかにもあの時代のレンタルビデオ的ホラー映画です。
つまらなくなく、凄過ぎもせず、まさに「まあまあ」なゾンビ・ホラー!

「メタルアマゾネス」ストーリー

ゾンビ軍団対女だらけの暴走族!
砂漠地帯の過疎の町へ、
女性限定の暴走族がやって来ます。
暴虐の限りを尽くすメンバー達。
その暴虐ぶりとは・・・・・!?

まずは、レストランへドヤドヤと押し掛けて食事!
(代金は前払い済み)
そして、男を漁りSEX三昧!
(全て合意の上)

・・・・・・・・・・

バブル期に社員旅行でハメを外してたオヤジ連中と、
さして変わらないような気もします。

そして族のリーダーの女が、
店主が亡くなり喪に服すバーで、
変な歌(歌詞デタラメ)を歌い、クネクネとHに踊ったことで、
ついに住民達の怒りが爆発。
(大人げない。怒るほどの事じゃありません)
住民と女だらけの暴走族は烈しく対立します。
(大人げない)

そこへ、
「お取り込み中、失礼します」
といった感じでゾンビ軍団が襲撃。

何でまたそんな事になったのかというと、
葬儀屋が死人を甦らせ、町外れの廃鉱の中に沢山飼っていたからです。
廃鉱に投棄された核廃棄物を盗んで売り飛ばすのに、
人の手では危険なのでゾンビを使ったそうです。
そのゾンビ達が逃げ出して来ちゃいました。

ゾンビの群れに襲われる住民たち。
女暴走族は町を守るため、ゾンビ軍団と戦います。
対立してたのに、
ああ、感動!
・・・という展開です。

映画「メタルアマゾネス」VHSリバーシブルB面ジャケット

映画「メタルアマゾネス」VHSリバーシブルB面ジャケット

「メタルアマゾネス」見どころ解説

町の出身者だった族のメンバーが夫と再会したり、
メンバーと対立し、町を見捨てて一人出て行ったリーダーが、
再び舞い戻って戦ったりと、
まあ感動してください的エピソードがチョコチョコと挿し込まれます。

族のメンバーは皆クールにしてたり、
ワイルドにしてたり、
妙に気取り過ぎで、
見ていて恥ずかしいです。

族だけじゃないです。
住民もやけにクールに振る舞い、
絶妙な恥ずかしさを醸し出します。
普段は真面目そうな看護婦が、
咥え煙草でハスに構え、
ゆっくりと族の前に近付き、
無言で報酬の詰まった袋を置いて立ち去る・・・・・

恥ずかしいので普通に渡すか振り込みにしてください。

ゾンビは白塗りで、乾いた感じ。
一部、顔が腫れ上がってたり、爛れていたりする者も。
食人の習性有り。
伝染性は無し。
それなりに作り込んだ、ちょうど良い感じのゾンビですね。

手榴弾によって、手足を吹き飛ばされたり、
顔面ズル剥けになったゾンビ達が襲って来る場面もあります。
鈍器やワイヤーを使って、
ゾンビの首を飛ばしまくる見せ場もあり。
スプラッター描写もちょうど良いです。

葬儀屋がゾンビを作る方法なんですが、
死体からチューブで血を抜き、
頭に穴を開け、小さいボルトみたいなのを入れたら完了。
お手軽です。

この葬儀屋が死体の頭に穴を開けながら吐くセリフが秀逸。
「人は私のことをこう言うだろう。
彼はやり過ぎたのだ。
研究に没頭するあまり道を踏み外した、と。
だが、私は名誉や研究のためにやってるんじゃない!
ただのサドなんです

ちなみにこのオジサン、このセリフの直後、
男漁り中に死んで甦った女ゾンビに捕まり、
ゲッソリするまで陵辱されまくります。
サドなのにお気の毒。

当時のゾンビ・ホラーとして必要な道具立てはほぼ揃っており、
さりとて特段「凄い!」というわけでもなく、
コミカルだけど笑えるかと言えば、それほどまでではない。
まさに「まあまあ」な80~90年代のレンタルビデオ的ゾンビ映画です。

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