変なタイトルで有名なゾンビ映画シリーズ、
「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」第１作の見どころ解説ページ。
高校生が製作した手作り感溢れる自主映画です。
「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」
（ＦＲＥＳＨ ＦＲＥＡＫＳ）
（２００３年 アメリカ ７９分）
「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」ストーリー
遺跡を調査中の発掘隊員達が、次々に惨殺されます。
犯人はゾンビ。
古井戸から変な虫が出て来まして、
遺跡で勝手に死んでた盗掘者の死体に寄生。
死体は甦り、
隊員を片っ端からブチ殺した、というわけです。
大学生の男子１名が命からがら生還。
キャンパスライフに戻ります。
が、
カバンの中に例の変な虫が忍び込んでいたから大変。
虫に寄生された解剖用の死体が甦り、
医学部の先生をブチ殺します。
で先生もゾンビ化。
更に男子学生の女友達も殺されてゾンビ化。
更に更に、
役柄から見ても顔立ちから見ても
明らかに主役かと思われた男子学生君まで、
虫に寄生されてゾンビ化。
で彼は虫としての意見を口頭で説明してくれます。
「どうも、ゾンビ虫です。
昔宇宙から来ました。
分裂して増えます。
人を襲うのは、寄生する宿主にするためなのです。
ちなみに暑いのはちょっと苦手」
一通り説明が済んだところで、
このゾンビ君は友人の女子大生にアッサリ殺されます。
一方、医学部の遺体安置室では、
保存されていた死体が一斉に甦りまして、
大学内をゾロゾロ大行進。
皆さん「サンゲリア」を通り越して、
「ゾンビ３」も通り越しちゃって、
まるで焼死体のような酷い腐れ具合です。
ほぼ炭。
解剖用だと思いますが
こんなの解剖してなんか勉強になるんでしょうかね？
「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」はこんな映画
高校生が製作した自主映画です。
ビデオ撮りの軽い映像。
ジャングルで遺跡のシーンをロケした際には、
色々と珍しい映像が撮れたようで、
タップリと見せてくれます。
ほんとにタップリ見せてくれます。
美しい景色に野生の動植物に珍しい昆虫。
「世界ふしぎ発見！」とか「どうぶつ奇想天外！」
のような有り様です。
特にクワガタのメスの画が多いんですが何故？
コイツが問題のゾンビ虫？
と勘違いするじゃないですか。
実際のゾンビ虫は、
特大のウンコに牙が生えたような姿。
スタッフがフレームの外から手で動かしています。
行進するグロゾンビも、
頭部のみのダミーを、スタッフが手で持って歩いています。
多分。
ゾンビは殺人鬼のように刃物などで人を襲い、
食人はしません。
それにしても、寄生の宿主にするため人を襲うのに、
刃物でグッチャグチャに惨殺しちゃってどうするんでしょう？
おそらくこのウンコ虫は大バカ虫です。
残酷シーンは、あまり直接見せてくれないうえ、
なんかとっても間が悪いです。
更に致命的なことに、時折効果音が入ってなかったりします。
無音です。
安いＢＧＭだけ。
こういう見せ場では、ここぞとばかりに
ズバッ！とか、グサッ！とか、グチャッ！
とかいった効果音を大音量で入れとかなくちゃ。
あちこちで酷評されている本作ですが、
まあ、明らかにアマチュアの自主映画です。
暖かい目で見てあげてください。
腐乱ゾンビの造形は作り物じみてますが、
頑張って沢山作ったんだから誉めてあげたい。
それに、作り手は多分ホラー映画が大好きな人ですよ。
好きな事で頑張っている人を悪く言うのは多分良くありません。
・・・
もうけっこう悪く言っちゃったか？
取り敢えず音だけはちゃんと入れとけ。
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